タイ古式マッサージによる効果、効能

タイ国が公式に認める効能は、高血圧、低血圧、ダイエット、冷え性、便秘、頭痛、糖尿病、生理不順、食欲不振、老化防止、ストレス解消・・・など60種類以上に及びます。

 

このことからタイ古式マッサージは凝りや疲れを癒すだけではなく、一時しのぎのものではない本物のマッサージ法とされています。

 

血液とリンパ液の循環を正すことで根本的な体質の改善を図ることが目的なのです。

 

タイ古式マッサージとは

タイ古式マッサージの歴史は2500年前に遡るといわれています。

タイ古式マッサージはインドのアーユルヴェーダをベースにし、

中国の指圧、経路やチベットの伝承医学などの影響を受けながら、師匠から子弟へ、仏教の教えと供に寺院で保護されながら発展してきました。

 

タイ古式マッサージは、人体に「セン」と呼ばれるエネルギーラインが流れているという考え方に成り立っています。この「セン」には、目に見えない不思議な生命エネルギー(プラーナ/気)が流れており、自分のからだ(肉体と精神)を宇宙エネルギーと結ぶ大事な架け橋の役割を果たしているといわれています。からだや精神に不具合があるときには、この生命エネルギー(プラーナ/気)の供給がうまくいってない状態と考えられます。そこで、マッサージによって「セン」に刺激を与え、生命エネルギーの流れをスムーズに良い方向にもっていくことが非常に大事だというわけです。

 

タイ古式マッサージは、その特徴の1つとして、足に重点が置かれていることがあげられます。それは、この「セン」の主軸の10本のうち、6本が足に集中しているためです。足は第2の心臓とも言われますが、足の裏や甲には、自律神経など全身をコントロールする神経が集中しています。足の裏から時間をかけてセンに刺激を与えながら、からだ全体に働きかけていき、

体の悪いとこだけ揉めば良いという考えではなく原因からよくしようという基本姿勢があります。

 

タイ古式マッサージでは、マッサージをする前に「ワーイ」と呼ばれる合掌を行います。

それはマッサージを行う者がただ施術をするだけでなく、相手に敬意を表して心を込める気持ちの表れです。

ただ健康になるだけでなく、相手の事を思いやるという仏教の思想がそこには含まれているように思います。